緩やかなる右肩下がりおじさんのお金の話

40代の派遣サラリーマン、社内昇進はジリ貧です。

クラウドレンディングでの失敗体験

お疲れ様でございます。
40代、投機に失敗した過去をもつおじさんです。

皆さんは、投資や投機などに興味はございますでしょうか?
いや、当然やってるさ。という感じでしょうか?

本ブログではお金のことを中心に記事を書いているのですが、
今回は私が投機で失敗した過去の話を反省も含めて書いていこうと思います。

事を起こそうと思ったのは、さかのぼること2015年あたりだった気がします。
(すいません、正確な記録をとっていなかったので記憶を頼りにしています。)
お金が好きな私ですので、どうやったら手元にあるお金を増やしていけるのかということを常々考えていました。
とはいえ、知識不足やいわゆる貯蓄教育を受けて育った自分では有効な手段が定期預金くらいしか思い浮かばないといった感じでした。
当時は1年定期が0.025%くらいだった気がします。
やらないよりはマシだろうということで、毎月1万円を定期預金に入れていました。
毎月預金通帳を記録する時、期待に胸を膨らませていたことを思い出します。
待てど暮らせど、全然増えないやないか。といった気配に気づいたのはそれから2年後くらい経ったときでした。
(そりゃそうですよね。10000円に対して1%の金利がついてようやく100円になる訳だから、0.025%となれば当然の結果でした。)

すいません、少し話がそれてしまいました。
本題に戻ります。

2015年同時、どうすればお金が増やすかという手法を調べるために色々な本を読んでました。
本屋に行っては投資系のジャンルの本がおかれている本棚にへばりつき、興味のあるものを手にとっては読むの繰り返しでした。
とはいっても、感覚的にFXはハードル高いなと思っていたので理解するために読むけど本腰を入れてやろうとはしなかったという、
フィルターがかかっていました。
また、人と同じことをしてもあまりうまみを多く得られないだろうということから投資信託や現物買い(株)も避けていた気がします。
金持ち父さん、貧乏父さんなども読んでみましたが、不動産につっこむだけの種銭を持ち合わせていなかったことや、
借金をすることだけは避けたかったので実行できませんでした。
(新社会人になって2か月後に新車を買った結果、数年間はローンに苦しめられた経験によるものです。)

そんな中で、セカンドマネーを創りなさい!という本に出合いました。
詳しい内容はあまり覚えていないのですが、確かこの本のなかでManeoというソーシャルレンディングの話が出ていたと記憶しています。
当時はフーンそうゆうものがあるんだ程度で終わってしまいました。
それから時は経ち、2018年のことでした。
ある程度のお金が手元に集まりました。(チリツモ貯蓄の集合体です。)
そこで、手元の種銭に働いてもらおうという考えが頭をよぎりました。
過去を振り返ると色々とお金を増やすことについて勉強をしてきたことが思いだされ、
そういや何かあんまり聞いたことないけど運用利回りの高い手法があった気がするなと思いました。
Maneoというフレーズはすぐには思い出せませんでしたが、Neo Maneyがなんたらかんたらというくだりが偶然にも思い出され。
あぁ、Maneoかとわかるとそこから口座の開設や銀行の口座登録などの処理は他には目もくれず一目散に行いました。
デポジット(種銭)の入金を済ませたのが、2018年6月18日で初の貸付は4日後の2018年6/22でした。
これでオレも投資家の仲間いりか、運用利回りで生きていけるステージに立てたんだと興奮しました。
(後になって冷静に考えると、そんなわけがないんですけどね。)

貸付から元本回収までには約1年程度だったので、ことあるごとにチマチマ入金・貸付を繰り返しました。
始めて違和感と異変を感じたのは、2018年7月13日でした。
関東財務局からManeoに行政処分についてという通達がありました。
内容はファンドの取得勧誘に関し、虚偽の表示をした行為ということでした。
この時点では私自身へ直接的な利害関係はなかったため、仕事してりゃ色々あるよね。くらいの捉え方でした。
むしろ、繰上返済(当初の期日を待たずして元本回収)などの実績があったため、まだまだ突っ込むぜ。
といった勇み足の心境だったと記憶しています。
時は流れて2019年5月31日、ついに私にも元本の未回収が発生しました。
当時は投資というのは元本が保証されているわけではないし、金利が高い分リスクも承知の上だといった気持ちでした。
その後、全23件のうちの5件が元本未回収という状況に見舞われました。
未回収率で21.7%とであり、元本損失率は13.3%となりました。

この未回収となった債権については、全てが2018年7月13日移行のものであることが判明しています。
そんなことをいうやつは投資家じゃないと言われても仕方がありませんが、若干の騙された感は否めません。
よくよく、考えれば地方の建物に特化した貸付の場合は冷静に考えれば地方銀行が貸付を行うのが通常なのかなと思った時に、
その地方銀行からお金を借りられないということは建物自体が借りようとしている金額の担保に満ち足りていない。
もしくは返済余力がないということだろう。
行きつく島は個人投資家だったということだ。

クラウドレンディングを通して、約1,500,000円突っ込んで約200,000円を溶かしました。
中には私と同じ案件に対して1,000,000円を一撃で突っ込んでいる投資家がおりましたが、
自分がそうだったらと思うと冷汗もんです。

投資・投資といってはいますが、今回は短期で利益を求めているので投機による失敗というところでしょう。
高いお金払って勉強したということにします。

学んだことは、短い時間で楽してお金を儲ようと思ったらその仕組みには必ず高いリスクがあるということ、
また、対象の案件だけに着目せずその時代において資金調達の難しさなども考慮に入れて投機すべきか判断した方がよいということでした。

そんな自分は同じ轍を踏むかもしれないのに、現在はクラウドバンクで投機を実践中です。
私は痛みをもって学ばない愚かな人間ですね(笑)

今日はここまで。
それでは皆様、お先に失礼いたします。