緩やかなる右肩下がりおじさんのお金の話

40代の派遣サラリーマン、社内昇進はジリ貧です。

サラリーマンという悩み

お疲れ様でございます。
40代、底辺サラリーマンのおじさんです。

あいもかわらず、お金のことを思い色々とネットサーフィンなどしながら調べ事をしています。
ふと思ったのですが、盲目的にサラリーマンを継続していくことはお金持ちにはなれないのかもしれないという考えが浮かびました。
なぜかというということなのですが、自分は給与からどれくらいの税金がとられているのか正確に把握をしていません。
なんとなーく、このくらいは納付しているなという感覚はあるものの、どれをどのくらいとなると正直怪しいです。
決まった金額を強制的に控除されて手取りとなるため、税金を納めているという感覚すらなく思考停止しているというのも事実です。

そんなことを知ったところで、何か対策を打てる訳でもないし。
まぁ考えるだけ無駄だわって感じです。

しかし、この思考に罠が仕掛けられているのではと思うようになりました。
あくまで、考えさせない目を向けさせないということがポイントであるのではなかろうか。
そうすることで周辺の何か税金を上げたとしても泣き寝入りや興味のない状態にもっていくことが理想なんじゃないかと。
属する会社から天引きで税金を納めるという形態にして飼いならすのが最も効率的なんだろうということです。
すると、税金のことをよくよく調べたり考えたりすることがなくなり言いなりの国民が出来上がる。
国にとっては好都合です。
更にサラリーマンでいることが安定といった印象操作も、この流れに拍車をかけます。
上場一部の会社や有名な企業に入社して働くことがスタートラインでもあり、ゴールでもある。
そこでは会社内のルールを守りや出世競争に精を出す、思うように昇給すれば満足感や充実感に包まれる。
税金のことは会社が面倒見てくれているから、手元に残るお金だけに注目すればよい。
まさに絵に描いたような素晴らしいサラリーマン人生ですね。

サラリーマンというのは、会社を構成する一部であります。
会社はサラリーマンをお金持ちにするという目的はきっとないと推測しています。
とある年齢において、ある程度このくらいの給与を支給することが人間において満足だろうという金額を設定しているはずであり、
会社の目的は株主に利益をもたらすことではないでしょうか。
あくまで給与というのは会社からみれば費用であり、費用であるということは一定枠以上は望めないということでもあるのかと。
そこに加えて納付する税金のことを考えなくてもよい構造を作ったことによって搾取される側になってしまっているのではないかと思うようになりました。

私自身、いやそんなことないと思いたいですし。
やりがいをもって業務を遂行したいと思っています。
しかし、この”やりがい”というのも厄介な要素かと捉えるようになりました。
給与が多少低くてもOKだし自分の業務枠以上にも積極的に拡大していくが、その分の単価や対価は変わらない。
でも、やりがいがあるから問題なし。という状況になりがちです。
日本の多くは時給や日給といった、ある一定の時間に対して支払いを決めているところが多いと思っています。
それは、仕事があってもなくても1時間や1日の稼ぎは変動することはありません。
業務を拡大して多くの仕事ができるようになっても、単金が変わらない以上は支払われる給与は同じです。
逆に同じ仕事をしていても、長い時間をかけた方が多くの賃金が手に入るということでもあります。
こうやって、文字にして書いてみると”やりがい”や”やるき”などの気持ちは高い賃金に還元されなければ、
あまり意味のないものなのだなと実感します。
ましてや、帰属元の会社に対して献身的な姿勢でサービス残業などするのはもってのほかということでしょう。

定時内は効率よく自分に割り当てられた業務をこなし、余った時間はそれ以上の仕事はしないというのが、
効果の最大化なのかなと思っています。

そうであっても給与は費用であり手に入れられる賃金には限界があり、そこに加えて逃れられない累進課税というシステムと思考を停止させるような構造や歴史がありので、
結局のところ打つ手がなくなって仕方ないと受け入れるしかないといった状況ができあがります。
こうなってくるとコツコツと努力して属する会社のために自分を押し殺して働いていて何になるんだろうと思えてしまいます。
出来高におうじて報酬がもらえる訳ではないという部分では安定はしているのでしょうが。
自らが属する会社の経営陣が見誤って舵を切った時には運命共同体となるのは避けられないといったリスクはあります。

お金をもっと稼ぎたい、税制面でも有効に対策を講じたいと思ったらサラリーマンだけでは非常に難しいのかなと感じています。
最近は物価上昇の話題をよく耳にしますが、それに対して給与上昇は同率なのでしょうか?
そんなことはありえませよね。
ましてや法人が個人の人生を保証してくれる訳でもありませんし、逆にこんな状況であれば猶更に昇給はギリギリにラインに合わせてくるのではないでしょうか?

やはり、ここは給与所得以外の所得を得られる副業に乗り出すしかないのかもしれません。
投資も分散が必要だと思いますし、所得も分散させておくことが大切な時代に移ってきているのかもしれません。
底辺サラリーマンなので、そこまで影響はないのでしょうが。
それでも、サラリーマンではお金持ちにはなれないだろうと感じさせられる最近でした。

今日はここまで。
それでは皆様、お先に失礼いたします。